「地名」って、それはそれは昔の人が名付けたもので、地形の特徴を示したものが数多くあります。
つまり、当時そこに何があったかを教えてくれるヒントになるんですね。
このヒント(地名)は引越しするときに非常に重要なものになるのです。
そこで今回は、お部屋探しをする際に”避けたい地名”について書いていきます。
川・水・沼などの水を連想させる地名は要注意!
ヒント…というかもはや答えなんですけど、
川、水、沼、池…など付く地名ってありますよね?
これら水を連想させる地名がついている場所は「水による災害」もしくは「昔、水があったことによる災害」に見舞われる可能性があるため要注意です!
そうですね。水を連想させる地名が付いていても、今は川なんてないし陸地が続いているって場所もたくさんあります。そこに実際に住んでいる人だっています。
ただ、よくあるのが、
- 雨が降ったときの水はけが悪い
- 地震が起きたときに地盤が沈下した
などなど。
もともと水があった場所は地盤の質がそもそも違います。
地質調査を行い、直近数メートルの土の入れ替えが行われていたとしても、天災レベルになると思いも寄らない被害になってしまうことがあります。
自分が被害者にならないためにも、自分が住む予定の地名はチェックしておきましょう。
その他の「災害」に関わる地名
坂、崖、垂、欠、岸、傾、崩 | 崩落地 |
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小豆、厚、熱、篤、安土 | 土砂流出のある場所 |
裂、佐久(さく) | 窪地 |
桑、鍬(くわ) | 崖地 |
梅、埋、宇目、馬 | 埋め立てた所、地すべりで埋まった場所 |
これらの漢字が付いているから必ず災害があった(ある)というわけではありませんので、参考程度に見といてください。
そうじゃないと住めるところなくなっちゃいますからね。東京なんてほとんど埋立地ですし…。
台風19号で水害にあった長野県の地名は”沼”が付く
2019年の台風19号では各地に甚大な被害をもたらしました。
その中でも長野県の千曲川の堤防崩壊による水害は衝撃的でしたよね。
私自身は被災しませんでしたが、近く(対岸の地域)に住んでいたので、とても身近なものに感じています。
ヘリは連日飛んでいるし、救急車のサイレンはそこらじゅうで鳴り響いてるし、物々しい雰囲気でした。
被害としては「堤防の崩落」なので一概に地名が悪いとも言えませんが、被災した地域は長沼、赤沼、穂保(ほやす)です。
ニュースでは穂保がメインで報道されていましたが、穂保を囲むように長沼、赤沼地域があります。
あれだけの水量が流れ込んでしまうと水はけが良い悪いはどうかはわかりませんが、少なからず水はけの悪さの影響はあったんじゃないかな?と個人的には思っています。
天災には敵わないけどリスクを最小限に抑えることは可能
その気持ちはよーくわかります!
でも自ら危険を冒す必要もありません。
まだ考える余地のある引越し前の今だからこそ、よーく悩んだほうがいいです。
住んだらどこでも都ですから!
天災に勝つことはできませんが、天災による被害を最小限に留めることはできます。
それが住む場所ひとつで変えられるなら、これほどコスパがいいこともないでしょう。
下手な災害保険に入るよりよっぽど安心できると思いますよ。
ハザードマップも確認しよう!
今回は「地名」というアナログな方法で危険回避を促しましたが、「ハザードマップ」という便利なツールがあるので、サクッと確認したい人はこっちを活用しましょう!(バナーダサダサですけど公式です)
今自分が住んでいる地域が危険区域だとちょっとゾッとしますが…。